広告審査に落ちる理由トップ10|Meta・Google・LINEの差し戻しを入稿前に潰す方法
広告が審査に落ちたとき、通知に書いてあるのはポリシーの名前だけで、どの表現が引っかかったかは書かれていない。
媒体が詳細を開示しないのは、基準が分かると回避されるからだ。結果として、運用側は「たぶんこれだろう」と当たりをつけて直し、また落ちる、という往復を繰り返すことになる。1回の往復で数日が飛ぶ。
この記事では、実務で差し戻しの原因になっている10パターンを、媒体共通のものと媒体ごとに効くものに分けて並べる。原因の当たりをつける順番として使ってほしい。本記事の内容は2026年9月時点のものです(注6)。
まず、4か所を順に見る
審査落ちの原因は、次の4か所のどこかにある。通知を見たら、この順で確認するのが早い。
| 確認する場所 | 見落とされやすいもの |
|---|---|
| 広告テキスト | 見出し、説明文、CTAの文言 |
| 画像内の文字 | 静止画バナーのキャッチ、動画のテロップ |
| 動画の音声 | ナレーション、効果音に重なるセリフ |
| 遷移先ページ | 記事LP・LPの本文、ページ内の画像、表示速度 |
テキストだけ直して再入稿し、また落ちるケースの多くは、画像内の文字か音声か遷移先に原因が残っている。
媒体共通で落ちる7パターン
1. 効果を断定している
「必ず」「100%」「完全に」「誰でも」。根拠のない断定は、媒体を問わず引っかかる。薬機法や景品表示法の観点でも同じ。
2. 最上級表現に根拠がない
「No.1」「世界一」「業界最安」。これらを使うには調査主体・調査時期・対象範囲の併記が要る。併記がないまま出すと、景品表示法の観点でも媒体審査の観点でも問題になる。
3. ビフォーアフターの見せ方
体型や肌の変化を並べて見せる表現は、商材によって扱いが変わる。撮影条件が揃っていない比較、加工した画像の使用は落ちやすい。
4. 体験談が一般化している
「私は変わりました」は個人の感想だが、「みなさん変わります」に移った瞬間に性質が変わる。動画のナレーションでは、途中で主語が入れ替わっていることに気づきにくい。
5. 打ち消し表示が機能していない
「※個人の感想です」と入れていても、本文が言い切っていれば打ち消しとして成立しない。文字が小さすぎる、表示時間が短すぎる、本体の訴求から離れた場所にある、といった場合も同じ。
6. 広告文と遷移先の内容が合っていない
広告で訴求している内容が遷移先のページに書かれていない、価格が違う、そもそも別の商品のページに飛ぶ。Google広告では不承認の代表的な原因のひとつとして案内されている。
7. 遷移先にアクセスできない
ページが表示されない、読み込みが極端に遅い、クロールが拒否されている。表現の問題がなくても、ここで止まると審査自体が進まない。
媒体ごとに効く3パターン
8. Meta:個人の属性を言い当てる表現
Metaは、健康状態や経済状況など個人の属性を推測して名指しするような表現に厳しい。「まだ痩せられないあなたへ」のような二人称の呼びかけが、属性の特定と受け取られることがある。ターゲット設定の不備も原因として挙げられる。
9. Google:商標の無断使用と記号の扱い
他社の商標を広告文に入れる、記号や句読点を装飾的に多用する、といった形式面での不承認がある。効果訴求とは別の軸なので、表現を直しても通らないときはこちらを疑う。
10. LINE:画像内テキストと表示面の特性
LINEは日常的なコミュニケーションの場に広告が出る分、表示面に合わない刺激的な表現や、画像内テキストの扱いに固有の傾向がある。他媒体で通った素材がそのままでは通らないことがある。
動画は音声で落ちる
差し戻しの原因として見落とされやすいのが、動画のナレーションだ。
テロップは画面を見れば読めるが、音声は聞かないと分からない。しかも聞き流すと引っかからない。15秒の動画に30カット入っていれば、カットごとにテロップと音声の両方を確認することになる。目視で全カットを止めながら見ると、1本あたり30分から1時間かかる。
ここを効率化したい場合は、Result+AI法令チェックのように、動画を自動でカット割りしてナレーションを書き起こすツールを使う方法がある。実際の判定画面が下になる。
この動画ではNGが16件、RISKが9件、事実確認が0件、OKが11件だった。拾われているのは「世界一」「完全にカバー」「必ず若返る」で、上の1と2にあたる表現が1本の中に同時に入っている。珍しいことではない。
差し戻されたあとの手順
通知を受け取ったら、次の順で進める。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1. 原因の特定 | 通知されたポリシーの種類から、上の10パターンのどれに当たるかを絞る。テキスト・画像内文字・音声・遷移先の4か所を順に見る |
| 2. 修正 | 該当箇所を直す。同じ表現が他のクリエイティブにも入っていないかを横断して確認する |
| 3. 再審査 | 媒体ごとの手順で申請する。Google広告では広告文を修正して保存すると自動的に再審査が始まり、結果は通常1営業日以内に通知されると案内されている |
| 4. 記録 | 何が原因で、どう直して、通ったかを残す。同じ商材で同じ表現を繰り返さないための資産になる |
4を飛ばす現場が多いが、ここを残しておくと次回以降の当たりの付け方が変わる。担当が変わっても引き継げる。
入稿前に潰すという発想に変える
差し戻しへの対応は、起きてから直すより、出す前に潰すほうが安い。1回の往復で数日、配信開始が遅れればその分の機会損失も出る。
入稿前にやることは、先ほどの4か所を一度に確認することに尽きる。テキスト、画像内の文字、動画の音声、遷移先ページ。人の目でやるなら1本30分から1時間、外部に委託するなら記事LPや動画で1本1万円から3万円、結果が戻るまで2営業日程度が相場になる(注2)。
Result+AI法令チェックを使う場合、テキスト1件100円、静止画1枚500円、動画1本1,000円、記事LP・LP1本1,000円。テキストと画像は約1分、動画とLPは約5分で結果が出る。依頼から受領までを実時間で比べると所要時間は約500分の1になる(注1)。
判定は薬機法と景品表示法だけでなく、各媒体の審査に対して行ってきた修正・改善のデータをもとにしている。ピアラが20年以上のWEB・SNS広告運用で蓄積してきたもので、「法令上は問題ないが、この媒体では落ちる」という種類の指摘が出せるのはこのためだ。
ただしAIによるチェックで100%の保証はできない。審査の通過を保証するものでもない。入稿前に明らかなNGを潰して差し戻しの回数を減らす、という位置づけで使ってほしい。
Result+AI法令チェックについて
Result+AI法令チェックは、広告クリエイティブの法令チェックをAIで行うサービスです。テキスト・文章、静止画バナー、動画バナー、記事LP、LPを対象に、薬機法・景品表示法・特定商取引法・医療法・金融関連の法令の観点からリスクを判定し、NG・RISK・事実確認の3段階と代替案(推奨表現)を返します。運営は東証スタンダード市場に上場する株式会社ピアラです。
| 提供元 | 株式会社ピアラ(東証スタンダード市場上場) |
|---|---|
| チェック対象 | テキスト・文章/静止画・静止画バナー/動画・動画バナー/記事LP・LP |
| 対応法令 | 薬機法、景品表示法、特定商取引法、医療法、金融関連の法令ほか(月1回更新) |
| 料金 | テキスト100円/画像500円/動画1,000円/記事LP・LP1,000円(従量課金) |
| 所要時間 | テキスト・画像は約1分、動画・LPは約5分 |
| 主な利用者 | 事業主、広告運用・制作会社、ASP |
| トライアル | 3,000円分の無料トライアルあり |
| 公式サイト | https://www.resultplusai.com/ |
スプレッドシートとGoogleドライブで完結するため、専用システムの導入や既存フローの変更は必要ありません。チェック結果にコメントを書き足すと内容を学習するので、媒体独自のレギュレーションや自社の社内ルールを反映させながら使えます。
よくある質問
- Q. 広告の審査に落ちるのはなぜですか。
- A. 効果の断定や誇大表現、根拠のない最上級表示、打ち消し表示の不備、広告文とランディングページの内容の不一致などが代表的です。媒体からの通知はポリシー名までしか示されないことが多く、どの表現が該当したかは自分で特定する必要があります。
- Q. 審査に落ちた広告はどう直せばいいですか。
- A. 通知されたポリシーの種類から該当しそうな表現を絞り込み、テキスト、画像内の文字、動画の音声、遷移先ページの4か所を順に確認します。修正後は再審査を申請します。
- Q. 再審査にはどれくらい時間がかかりますか。
- A. 媒体によって異なります。Google広告では広告文を修正して保存すると自動的に再審査が始まり、結果は通常1営業日以内に通知されると案内されています。
- Q. 動画広告はテロップを直せば審査に通りますか。
- A. 音声も審査の対象です。テロップだけ修正して再入稿し、また落ちるケースの多くはナレーションに原因が残っています。
- Q. 審査落ちを繰り返すとアカウントに影響しますか。
- A. ポリシー違反が繰り返されると、媒体によってはアカウントの利用停止につながる場合があります。入稿前に明らかな違反を減らしておくことが対策になります。
- Q. 入稿前に審査落ちを防ぐ方法はありますか。
- A. テキスト、画像内の文字、動画の音声、遷移先ページを入稿前に一括で確認するのが基本です。AIの法令チェックツールを使うと、明らかな違反表現を出稿前に洗い出せます。
差し戻された1本で試す
Result+AI法令チェックは3,000円分の無料トライアルから始められます。いま差し戻されている素材をそのまま通してみると、どの表現が引っかかっているかが件数と箇所つきで出ます。トライアル後に本申込という流れになります。
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注釈
注1:所要時間の比較について
外部の法令チェックサービスや人による目視確認では、動画・記事LP・LPは依頼から結果の受領まで2営業日程度かかることが多い。これを実時間に換算すると 24時間 × 60分 × 2日 = 2,880分。Result+AI法令チェックは同じ対象を5分以内で処理するため、2,880分 ÷ 5分 = 576となり、本文では約500分の1と表記している。当社が外部委託していた際の実績に基づく比較であり、依頼先・ボリューム・繁忙状況により所要時間は変動する。処理時間はチェックの速度を示すもので、広告の成果を示すものではない。
注2:料金水準について
2026年9月、当社調べ。公開情報で料金を確認できた薬機法チェックサービス・ツール12件と比較した。1件(1枚)あたりの単価を公開しているサービスは5,500円〜8,250円、月額制のツールは月額11,000円〜110,000円(一部は従量課金を併用)。無料またはβ版として無償提供されているツール、および料金を公開していないサービスは比較対象から除いている。
注3:判定件数について
本記事に掲載した判定結果は特定の1本の動画広告に対するもので、平均値や標準的な件数を示すものではない。掲載にあたっては広告主の許諾を得ている。
注6:媒体の審査基準に関する記述について
本記事における各媒体の審査に関する記述は、2026年9月時点で公開されている情報および当社の運用実績に基づく傾向をまとめたもの。媒体のポリシーは随時更新されるため、最新の内容は各媒体の公式ヘルプおよび広告ポリシーで確認してほしい。特定の表現が承認または不承認となることを保証するものではない。
