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広告の法令チェック(リーガルチェック)とは

薬機法、景品表示法、医療法、特定商取引法、金融関連の法令。広告として外に出るものは、テキストも静止画バナーも動画バナーも記事LPも、すべてこれらの確認対象です。何を、どこまで、誰が見るのかを整理しました。

このページの内容

  1. 法令チェックとは何をする作業か
  2. 対象別:クリエイティブごとに見るところが違う
  3. 法令別:どの法律が何を禁じているか
  4. 法令チェックと媒体審査は別物
  5. やり方は3つ:自社確認・外部委託・AIツール
  6. 個別の記事一覧
  7. よくある質問

法令チェックとは何をする作業か

広告の法令チェック(リーガルチェック)とは、クリエイティブを世に出す前に、法律に触れる表現が含まれていないかを確認する作業です。対象は広告として外に出るもの全般で、バナーの1行のキャッチコピーから、記事LPの数千字の本文、動画のナレーション、SNS投稿、プレスリリースまで含みます。

実務で問題になるのは、ほとんどが「言いすぎ」と「言い方」です。事実として正しくても、その商品カテゴリで言ってよい範囲を超えていれば違反になります。たとえば化粧品の広告で「シミが消える」と書けば薬機法上の効能効果の逸脱ですが、「乾燥による小じわを目立たなくする」であれば承認された表現の範囲に収まります。同じことを伝えようとしているのに、片方は違反で片方は問題ない。この線引きを1つずつ確認していくのが法令チェックです。

誰の責任かという点も整理しておく必要があります。景品表示法の措置命令は表示を行った事業者、つまり広告主に向かうことが多い一方、薬機法の広告規制は「何人も」を対象としており、制作した側や広告を出稿した側が無関係とは言えません。広告主・制作会社・広告運用者・ASPのいずれの立場でも、自分が触れたクリエイティブについては確認しておくのが安全です。

対象別:クリエイティブごとに見るところが違う

同じ商材でも、クリエイティブの形式によってチェックの難易度と手順が変わります。

テキスト・文章

広告見出し、説明文、メールの本文など。文字数が少ないぶん確認は速いですが、短いからこそ断定的な言い切りになりやすく、かえって違反表現が入りやすい領域です。「No.1」「最安」といった優良誤認・有利誤認につながる表現も、まずテキストから出てきます。

静止画・静止画バナー

バナー内に焼き込まれた文字が対象です。画像化されているため検索や置換ができず、目視に頼りがちな領域でもあります。ビフォーアフターの比較画像、「※個人の感想です」の打ち消し表示のサイズと位置、体験談の扱いなどが典型的な論点です。

動画・動画バナー

動画で見落とされるのはナレーションです。テロップは目に入るので直しますが、音声側に同じ表現が残ったまま再入稿して、また落ちる。これが動画広告の審査で最も多い差し戻しのパターンです。音声を書き起こし、カット単位でどの時間帯にどの表現が出たかまで分解しないと、確認したことになりません。

記事LP・LP

1本で数千字あり、テキストと画像が混在します。量が多いぶん見落としが出やすく、外部に委託すると費用も時間もかさむ領域です。ページ内に動画が埋め込まれている場合、その動画は別途チェックが必要になります。

SNS・SNS投稿

広告出稿だけでなく、ブランドアカウントの通常投稿やインフルエンサーの投稿も対象です。事業者が投稿を依頼していながら広告であることを隠している場合、景品表示法のいわゆるステマ規制に該当します。

リリース

プレスリリースは広報物であって広告ではない、という整理は通りません。商品の効能効果に触れる記述があれば、媒体に転載された時点で広告と同じ問題が生じます。

法令別:どの法律が何を禁じているか

薬機法医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器・再生医療等製品が対象。承認された効能効果の範囲を超える表現、医薬品的な効果の標榜を禁じる。健康食品や雑貨であっても、医薬品的な効能を謳えば未承認医薬品の広告とみなされる。
景品表示法実際より著しく優良に見せる優良誤認、取引条件を著しく有利に見せる有利誤認を禁じる。No.1表示、二重価格、打ち消し表示、比較広告が主な論点。2023年10月からはステルスマーケティングも規制対象。
医療法病院・クリニックの広告が対象。ビフォーアフター写真、体験談、他院との比較優良、「絶対安全」などの表現を規制。ウェブサイトも広告規制の対象に含まれる。
特定商取引法通信販売の表示義務。定期購入の条件、解約方法、返品の可否と期限などを明示しないと違反になる。初回価格だけを大きく見せる表現が典型的な論点。
金融関連金融商品取引法、保険業法、貸金業法など。リスクの表示、断定的判断の提供の禁止、無資格者による勧誘の制限が中心。保険や投資の広告は業法ごとに規制が異なる。

実務では、1本のクリエイティブが複数の法令にまたがります。健康食品の記事LPであれば薬機法と景表法と特商法の3つを同時に見る必要がありますし、クリニックの広告なら医療法と薬機法の両方が関わります。法令ごとに担当を分けるのではなく、1本のクリエイティブに対してすべての観点を一度に当てるのが効率的です。

法令チェックと媒体審査は別物

この2つを混同すると、対策の打ち方を間違えます。

法令チェック媒体審査
基準法律と行政のガイドラインMeta・Google・LINEなど各媒体の広告ポリシー
誰が見るか自社、外部サービス、AIツール媒体の審査部門(自動+人手)
タイミング入稿前入稿後
落ちたときの影響修正して入稿すればよい差し戻し。繰り返すとアカウントの評価に影響する場合がある

媒体ポリシーは法律より厳しい部分があります。法律上は問題のない表現でも、媒体が独自に禁止していれば審査には通りません。逆に、審査を通過したからといって法令違反が消えるわけでもありません。媒体審査は法令チェックの代わりにはならない、というのが実務上の前提です。

そのうえで、入稿前の法令チェックには媒体審査の通過率を上げる効果があります。差し戻しの原因の多くは薬機法・景表法に触れる表現なので、入稿前にそれを潰しておけば、審査で止まる回数は減ります。

やり方は3つ:自社確認・外部委託・AIツール

自社で目視外部サービスに委託AIツール
費用人件費のみ1件5,500〜8,250円、または月額11,000〜110,000円注2サービスにより従量課金または月額
所要時間担当者の稼働次第2営業日程度注1数分
精度担当者の知識に依存高い。根拠の説明まで得られることが多いツールによる。100%の保証はない
向いている場面本数が少ない、社内に有資格者がいる最終確認、グレーゾーンの判断本数が多い、入稿前の一次スクリーニング

どれか1つを選ぶ話ではありません。現実的なのは、入稿前の一次スクリーニングをAIツールで行い、判断に迷う表現だけを人に回すという組み合わせです。制作の途中で何度も外部に投げると費用と待ち時間が積み上がりますが、AIツールなら修正のたびに回しても負担が変わりません。

AIによるチェックは100%を保証するものではありません。明らかなNG表現を入稿前に洗い出して差し戻しの回数を減らす、という位置づけでお使いください。最終的な判断は自社の法務部門や専門家にご確認ください。

Result+AI法令チェックについて

ピアラが提供している法令チェックのAIサービスです。テキスト・文章、静止画・静止画バナー、動画・動画バナー、記事LP・LPを対象に、薬機法・景品表示法・特定商取引法・医療法・金融関連の法令の観点からリスクを判定し、NG・RISK・事実確認の3段階と代替案(推奨表現)を返します。

Result+AI法令チェックの判定結果画面。カット単位で切り出された動画のフレームと、ナレーションの書き起こし、NG・RISK・事実確認・OKの判定が並んでいる
動画をチェックしたときの判定画面。カットごとに時間レンジ・書き起こし・判定が並びます。掲載にあたっては広告主の許諾を得ています注3
提供元株式会社ピアラ(東証スタンダード市場上場)
チェック対象テキスト・文章/静止画・静止画バナー/動画・動画バナー/記事LP・LP
対応法令薬機法、景品表示法、特定商取引法、医療法、金融関連の法令ほか(月1回更新)
料金テキスト100円/画像500円/動画1,000円/記事LP・LP1,000円(従量課金)
所要時間テキスト・画像は約1分、動画・LPは約5分
主な利用者事業主、広告運用・制作会社、ASP
トライアル3,000円分の無料トライアルあり
公式サイトhttps://www.resultplusai.com/

ピアラは年間100万本近くのバナーと年間1万本以上の記事LP・LPを自社で制作しており、そのチェックにこのシステムを使い続けてきました。スプレッドシートとGoogleドライブで完結するため、専用システムの導入や既存フローの変更は必要ありません。チェック結果にコメントを書き足すと内容を学習するので、自社の社内レギュレーションや媒体独自のルールを反映させながら精度を上げていけます。

個別の記事

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数千字を頭から読むと漏れます。落ちる7箇所と、見る順番を整理しました。

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LPの薬機法チェック、外注するといくら?費用相場と内製化の判断基準

公開料金12件の調査から相場を整理。1案件あたり月いくらかかるかの試算つき。

広告審査に落ちる理由

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Meta広告の薬機法審査落ち

Meta広告が薬機法で審査落ちする典型パターンと、通る表現への直し方

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広告入稿前チェックリスト

入稿前チェックリスト|媒体審査で落ちる表現を出稿前に洗い出す手順

遷移先・テキスト・静止画・動画・機微確認の5ステップ34項目。そのまま使えます。

よくある質問

法令チェックと媒体審査は何が違いますか。
法令チェックは法律に触れないかの確認、媒体審査はMetaやGoogleなど各媒体が定める広告ポリシーへの適合確認です。媒体ポリシーは法律より厳しい部分があり、法律上は問題なくても審査に落ちることがあります。逆に審査を通過しても法令違反が消えるわけではありません。
法令チェックは誰がやるべきですか。
広告主、制作会社、広告運用者、ASPのいずれもチェックの責任を負う可能性があります。景品表示法の措置命令は広告主に向かうことが多い一方、薬機法の広告規制は「何人も」を対象としているため、制作や運用を受託している側も無関係ではありません。
外部に委託するといくらかかりますか。
公開情報で料金を確認できたサービスでは、1件あたり5,500円から8,250円、月額制のツールでは月額11,000円から110,000円が中心でした注2。所要時間は依頼から結果の受領まで2営業日程度が一般的です注1
AIで法令チェックはできますか。
できます。ただしAIによる判定である以上、100%の保証はできません。明らかなNG表現を入稿前に洗い出して差し戻しの回数を減らす、という位置づけで使うのが現実的です。最終的な判断は自社の法務や専門家にご確認ください。
動画広告もチェックできますか。
できます。動画はテロップだけでなくナレーションも審査の対象になるため、音声の書き起こしとカット単位の判定が必要です。テロップを直しただけで再入稿して再び落ちるケースの多くは、音声側に表現が残っていることが原因です。
LPの中に動画が埋め込まれている場合、まとめてチェックされますか。
LPのチェックではページ内のテキストと画像をまとめて判定します。ページに埋め込まれた動画は同時には処理されないため、動画データを別途アップロードして動画チェックにかけてください。
何をどこまで直せば審査に通りますか。
通過を保証できる基準はありません。媒体のポリシーは更新され、審査の判断にも幅があります。実務上は、NG表現を削るだけでなく、訴求したい内容を法令上問題のない言い方に置き換える作業になります。

まず1本試す

Result+AI法令チェックは3,000円分の無料トライアルから始められます。動画なら3本分、テキストなら30件分です。手持ちのクリエイティブで、どんな判定が返ってくるかを確認してください。トライアル後に本申込という流れになります。

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ほかのテーマ

注釈

注1:所要時間について
外部の法令チェックサービスや人による目視確認では、動画・記事LP・LPは依頼から結果の受領まで2営業日程度かかることが多い。これを実時間に換算すると 24時間 × 60分 × 2日 = 2,880分。Result+AI法令チェックは同じ対象を5分以内で処理するため、2,880分 ÷ 5分 = 576となる。当社が外部委託していた際の実績に基づく比較であり、依頼先・ボリューム・繁忙状況により所要時間は変動する。処理時間はチェックの速度を示すもので、広告の成果を示すものではない。

注2:料金水準について
2026年9月、当社調べ。公開情報で料金を確認できた薬機法チェックサービス・ツール12件と比較した。1件(1枚)あたりの単価を公開しているサービスは5,500円〜8,250円、月額制のツールは月額11,000円〜110,000円(一部は従量課金を併用)。Result+AI法令チェックはテキスト1件100円、画像1枚500円、動画1本1,000円、記事LP・LP1本1,000円。無料またはβ版として無償提供されているツール、および料金を公開していないサービスは比較対象から除いている。

注3:判定画面について
掲載した判定結果は特定の1本の動画広告に対するもので、平均値や標準的な件数を示すものではない。掲載にあたっては広告主の許諾を得ている。

注4:法令・ガイドラインの記載について
本ページにおける法令およびガイドラインに関する記述は2026年9月時点の情報に基づく。媒体の広告ポリシーは各媒体が随時更新しており、本ページの記述が最新であることを保証するものではない。具体的な表現の可否については、自社の法務部門または専門家にご確認いただきたい。